お客様の声

医療法人 相木病院
介護老人保健施設
シルバーハイツ武生様

医療法人 相木病院 介護老人保健施設 シルバーハイツ武生様

介護老人保健施設シルバーハイツ武生(たけふ)様は、福井県武生市において、地域に根差した「保健・医療・福祉」の包括的医療を提供する医療法人相木病院のグループの一角を担い、地域住民の病気から老後の生活まで、生涯をサポートできる体制づくりに日々努められております。
今回は導入させていただいたプラッツの医療施設用電動ベッド「P300シリーズ」の使用感について、介護主任の山村様と看護師の小林様にお話をお伺いいたしました。

取材風景

ご家族も含めて
安心して過ごせる施設でありたい

シルバーハイツ武生様は「地域医療」というテーマを重視した施設であるとのことですが、地域の住民の皆さまにとってどのような存在でありたいと思いますか?

相木先生(相木病院 院長)に話を聞いてもらうとそれだけで安心するという人も多いのですが、病院からシルバーハイツ武生に移られてくる方にも、ご家族も含めて安心して過ごしていただける施設でありたいと思います。病院との連携による医療行為や、ターミナルケアまでしっかり対応できることが強みです。普通であれば病院に移ってもらわなければならないような症状の方でも、重篤でなければここで処置ができるので、入所者の方にもご家族にも負担が少なく、安心して過ごしていただけます。また相木先生をはじめ、職員が顔なじみという地域住民の方も多いので、その点でも安心していただけているのではないかと思っています。

私たちのベッド「P300」を使用されている入所者様について、導入する前はどのような様子でしたか?

まず、高さ調節がないベッドや手動のベッドなど古いベッドを使用していたので、入所者の方や職員にも負担が大きい状態でした。
ポジショニングに苦労しており、特に円背の方のポジショニングが大変で、円背の方にご飯を食べてもらうことが難しく感じていました。円背の方はどうしても首が上がってしまい、誤嚥性肺炎の危険性が高くなってしまいます。これが古いベッドだと調整ができないため、タオルをつめて姿勢を調整しようとしても、体幹のバランスが悪かったり、首の位置が定まらなかったり、調整にとても苦労していました。

今回、プラッツの「P300」を選んでいただいた理由をお聞かせください。

古いベッドの入れ替えで導入しました。入所者の方の中には誤嚥性肺炎や食道裂孔ヘルニア(胃の内容物が逆流しやすくなります)を患っている方も多く、ここをいかに防ぐかが課題となっていたのですが、その時にプラッツの「ハイバックサポート機能」がついたベッドの話を聞いて、採用を検討することになりました。
導入の決め手は、「ハイバックサポート機能」と、角度計でした。姿勢調整がしやすくなる機能と、他の職員に角度の指示ができることが良いと感じました。

ベッドを導入した感想についてお聞かせください。

ハイバックサポート機能で食事の時の姿勢調整がとても楽になりました。頭の角度の調整を枕とタオルを組み合わせたり、形を変えたり苦労していたところを、電動でできるようになったことが助かっています。
またサイドレールを中央に挿し、その上に乗せるオーバーテーブルは高さを調整できるので、背の低い方でも食べやすく、自力摂取もしやすくなり本人の機能を活かすこともできるので、職員の負担も減らすことができます。これはすごいと感じました。

ハイバックサポート機能

背ボトムを「ハイバック:頭-背部」と「ローバック:腰部」の2つに分け、それぞれの角度を電動で調節可能です。
また、ハイバックサポートの屈曲位置は、頸部から肩甲骨周辺の間で3段階に調節可能です。

P300 ハイバックサポート機能説明1
P300 ハイバックサポート機能説明2

オーバーテーブル

  • 全幅の調節が可能で、1枚で90cm幅/83cm幅のプラッツ社製ベッドに使用可能です。
  • 設置する高さをサイドレールのパイプの高さに合わせて調整できます。
  • 天板の面積が広く、トレーがゆったり置けます。
  • ご利用者様の腕が置きやすい形状で、食事の際の姿勢保持をサポートします。
  • ベッドのフットボードに掛けて収納できます。
取付例①
取付例②
収納例

『職員間のチーム力を高める!』– より良い職場でより良いケアを –

「相木先生に話を聞いてもらえると、それだけで安心される人が多い」というお話がとても印象に残っています。地域には相木院長や職員の方と顔なじみの住民の方も多いとのことで、今回お話を伺った介護老人保健施設であるシルバーハイツ武生様をはじめ、特別養護老人ホームやグループホーム、訪問看護から居宅介護支援センター、地域包括支援センターを擁する相木病院様のグループが、本当に地域の住民の皆さまの生活を支えている存在なのであると感じました。
シルバーハイツ武生様は職員間のチーム力を高め、より良い職場でより良いケアを心掛けていると言われておりましたが、病院との連携だけでなく、職員間の連携の強さが施設内における医療的ケアの充実につながり、それがまた入所者様やそのご家族、そして地域の皆さまへの信頼につながっているのだと思います。

施設内写真1
施設内写真2

事例紹介